米国オーケストラによる 映画音楽 近現代曲 コンサート探訪記

サントラファンが書く、米国オーケストラによる、映画音楽、近現代音楽演奏会探訪記録および所感。

VOL.4 ; 2017年2月14日 探訪 マックス スタイナー編 MAX STEINER; CASABLANCA FILM WITH ORCHESTRA

 

MAX STEINER; CASABLANCA   FILM WITH ORCHESTRA

DETROIT SYMPHONY ORCHSTRA CONDUCTED BY CONSTANTINE KITSOPOULOS

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前回のALEXANDER NEVSKY同様、今回もJOHN GOBERMANが企画プロデュースしているシネコンサートシリーズの1つだ。作品はカサブランカ、作曲家はMAX STEINER 。カサブランカは70年代にリリースされたゲルハルト指揮新録シリーズで組曲で鑑賞して以来、ぜひ全曲新録音で聞きたいと考えていたが全曲新録がなく(音質の芳しくない、セリフ付のサントラはリリースされていたが、、)発売を、長らく待ち望んでいた作品である。(結局まだ実現していない)。STEINERは、自分の映画音楽の好みの領域、いわゆるハリウッド黄金時代の作曲家で、ロマンスもの(風と共に去りぬ)からSF(キングコング)まで幅広いジャンルを手掛ており、格調の高くかつ豪華に、まさにハリウッドの香りを感じさせてくれる。しっかりした音楽表現手法の上に香る香水とでも表現するか、そこが、自分にとっての魅力と考えている。そのなかで、今回のカサブランカは戦時中の愛国扇動の影響はあるものの、ロマンス、サスペンスそして異国情緒を幅広い音楽表現を十分堪能でき、彼の作品の中でも、ぜひ生オケで鑑賞したかった作品の1つである。ワーナーブラザースのオープニングテーマから、カサブランカの町を描写するアラビア風劇音を使用した、滑り出しの音楽は組曲鑑賞の時から好みの部分である。演奏会時もホールの効果も十分感じとられた。特に大画面鑑賞時の生オケによるリック、エルザの感情表現は強い印象を残した。今でもその状況が思い出される貴重な経験であった。JOHN GOBERMANは自分の望みを実現してくれる貴重な人材で、ありがたい存在である。ぜひ別の企画も鑑賞したいと考える。

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  休憩ラウンジを臨む      開演前 会場の雰囲気