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北米演奏会探訪記

映画音楽、近現代作曲家作品や、米国演奏会についての自己備忘録的日記

VOL.7;2017年3月11日探訪  GIACCHINO RATATOUILLE

GIACCHINO   RATATOUILLE

IN CONCERT

KALAMAZOO SYMPHONY ORCHESTRA CONDUCTED BY RAYMOND HARVEY

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今回の作曲家は、現役売れっ子作曲家GIACCHINOである。初めてこの作曲家の作品に出合ったのは、ABCテレビドラマALIASで使用されていた音楽で、打ち込み系の、なかなか乗りの良い曲にオーケストラの絡みを加えた音は新鮮な印象を残した。それで、シーズン1,2のサントラを保有したのが初めての出会いである。その後 ミスターインクレディブルでビックバンドジャズスタイルを使った音楽を提供し、その後ラロシフリンの音楽を引用したミッションインポッシブル3でもジャズと管弦楽の融合した興味深いスコア―を付けていた。ただ、この分野の音楽に関しては、本家のラロシフリンのイメージが強く、かつ自分が、より強く魅力を感じていたジェリーフィールディングのジャズ+管弦楽の融合表現にくらべ、彼の音楽からは、あまり魅力を感じられず、鑑賞対象から長らく外れていた。しかし、テレビシリーズLOSTの鑑賞をきっかけに、再度注目した次第である。特に最終回のエピソードで主要登場人物が最会する場面で使用されていた、弦楽重奏風楽曲が全エピソードを物語るほど効果的あったからである。アカデミー賞受賞(UP)および一連の大作への起用も十分理解できる。 自分的には、彼のアクション系の音よりも、美しい旋律を使う感情表現に魅力を感じる。そこで、今回のRATATOUILLEである。この作品は上述のごとく、当方がGIACCHINOから疎遠なっていた時期の作品であること、鑑賞の対象でないアニメ作であることから、存在すら認知していなかった作品である。シネマコンサートとしては、2015年にすでにリリース済みの様であるが、今回KALAMAZOO SYMPHONYでの演奏に参上。ストーリー上、音楽の内容も豊富で、アクション場面の緊張表現もよかったが、やはり、前述の様に、レミーとリングイニ間の感情表現が魅力的。開演の際に、GIACCHINOからのコメントが読み上げられ、特にクロージングタイトルの場面に流れる曲に注目してほしいとのことであった。全編通し流れていたのであるが、アコーディオンを配したフランス風味のシンフォニックジャズで、1個の管弦楽小品として独立して鑑賞できると感じた。ちなみにKALAMAZOO SYMPHONは伊福部門下のキーボード奏者の山田氏が活動され、過去に伊福部作品も演奏された様なので、今後邦人作品演奏の機会があれば探訪したいと考える。

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会場入り口      開演前、ロビーで    会場の雰囲気