米国オーケストラによる 映画音楽 近現代曲 コンサート探訪記

サントラファンが書く、米国オーケストラによる、映画音楽、近現代音楽演奏会探訪記録および所感。

VOL.14;2017年8月5日探訪 ロン ジョーンズ編 Live in concert by Ron Jones and the influence jazz orchestra

 

今回の演奏会は、管弦楽団ではないので、番外編になる。ラスベガスで毎年恒例の企画であるスタートレック  コンベンションの特別企画として、久々にロン ジョーンズが、登場したので、参上した。久々とは、2008年にも、同様企画に登場し、ラスベガス響で、きわめて珍しい、自作作品を自ら指揮、初演しているからだ。当方は、その時も参上したので、次号で詳細を詳述する。スタトレに関しては、初代シリーズに、クーリッジ、ダニング、フィールディング、カプラン、スタイナー等々の傑出した作曲家群が、質の高い音楽を提供しており、これまで、何度か新録が発売されることで、一部を鑑賞することが可能になり、その音楽に魅了されてきた。その後テレビ版に関しては、NEXT GENERATION の放映に伴い、マッカーシー、ジョーンズ、チャッタウエイ等が音楽を引き継ぐ訳であるが、自分的には、ジョーンズが好みである。ハーマンと共通する、自己の音楽哲学に固執する姿勢に一味違う何かを感じためである。 この姿勢ゆえに、シリーズ途中で降板する事になったと推定するが、残念なことである。その後、彼が得意とする、アニメ音楽領域に帰着し活動を継続しており、最近は、航空宇宙関係ドキュメンタリー番組に音楽を提供する等、地道な努力が見て取れる。

さて、今回は、彼が企画するジャズオーケストラを率いての登場で、彼の管弦楽曲を楽しめないのは、残念であるが、ビッグバンドを、どの様に操るか興味深い。このジャズオーケストラは、状況により、弦楽を加えて管弦楽団にも変容する様で、将来機会があれば、鑑賞したいと考える。彼は極めて広範囲の音楽を提供できる様で、管弦楽作品から、ジャズ、ヒップホップに至るデモを自身のサイトでプレゼンしている。残念ながら今回の演奏会では、彼のオリジナルは聞くことができず、スタトレのテレビ版各エピソードで、歌声を披露した面々が、自慢の喉を披露する為の、裏方演奏に徹した様である。スタトレのコンベンションであるが故、当然といえば当然であるが、今回は、作曲家としてのジョーンズではなく、指揮者、エンターテイナーに徹し、コンサートを盛り上げていた。演奏会後、サインを求めるファンが多数おり、根強い人気が伺えた。過去にはMission impossible 88-89に、シフリンの楽曲を基にしたジャズ劇音提供も経験しており、今後同様なジャズ関連の新作を期待したいところである。ところで、この演奏会とは、直接関係ないが、サントラ関係の話題として、記録したい内容として、コンベンション中、The next generation のエピソードの一つ、Inner light にフォーカスした、プレゼンがあった。このエピソードでは、チャッタウエイが手掛けた楽曲が効果的で、CDもリリースされているが、今回のプレゼンに際し、特別に導入部分が単独演奏され、彼の音楽を称賛していた事が印象に残る。また、イベントの目玉の一つで、スタトレグッズの販売会が催されているのであるが、その中で、スタトレを始めとする、SF関係サントラのユニークな企画で注目される、サントラレーベルLA -LA -LANDのブースがあったので、立ち寄ってみた。目当ては、スタトレ、オリジナルシリーズ全曲集である。高額故、これまで、敬遠していたのであるが、今回の訪問を記念して、購入を決断した。そこでLA -LA -LAND関係者と歓談でき、当該レーベルに関する事や、今後期待したい企画、等々意見を交わす事ができた。当方個人の意見として、Voyage to the bottom of the sea 全集発売を力説しておいた。今後も当該社の活躍に期待したい

 

f:id:chenstyletaiji:20170808050919j:plain f:id:chenstyletaiji:20170808051041j:plain

入り口にて       会場の雰囲気

 

f:id:chenstyletaiji:20170808125601j:plain

会場内の展示  ーフィールディングの音楽が印象的なシーン